小規模ながらも商売をやっていると、店頭に並ぶ商品の季節感がとても気になります。
店舗のちょっとしたコーナーでも季節や旬を飾ったディスプレーはやはり目を引きます。
先日立ち寄ったスーパーと100円ショップではハロウィン向けのコーナーができていて、紫、黒、オレンジを使ったカラーリングやデザインを見るとワクワクしてしまいます。
元々日本にハロウィンの風習があったわけでも仮装をして楽しむ趣味があるわけでも「Trick or Treat !」と人にお菓子をねだる予定もないのに、このときめく気持ちは何なのでしょう。
それっぽい音楽を聴くよりも人からもらったお菓子を食べることよりも、あの見た目にやられてしまいます。
おそらくですが、これは未知のものへの憧れなのではないかと思っています。
元々はハロウィンはケルト人の文化だったそうですが、海外文化の未知の部分を脳内で補完していて、勝手に西洋行事・習慣への興味と憧れと、海外タッチのイラスト(ジョン・テニエル氏が描く『不思議の国のアリス』の挿絵のような)の美しくもちょっと怪しげな魅力を上乗せしていて、「良くわからないけど何だか魅力的」と感じているのかもしれません。
何はともあれ、習慣は季節や環境・風習によるものが多いですから、その流れにきちんと乗っかって、私たちも収穫を感謝し「Trick or Treat !」に対して「Happy Halloween !」と返しながら渡されるお菓子の一端として文化に関わりたいですね。
…まだ9月ですが(笑)