JBファームのおいしいケーキの食べ方。凍らないアイスケーキ。

JBファームのおいしいケーキの食べ方。凍らないアイスケーキ。

トップ画像はBruno /GermanyによるPixabayからの画像

突然ですが、皆さん、お酒は凍ると思いますか?

一番身近な液体の水を思い出してみると、0度を境に凝固・融解が起こり、100度を境に気化・凝結が起こります。

この現象は物体によって異なるんですよね。

この比較として身近なものの例がドライアイスですが、これは-78度で二酸化炭素が凝固した物体で、水とは異なり液化はしません。

 

さて、これを踏まえてお酒はどうでしょうか。

お酒の構成はざっくり言えば水とアルコール(=エタノール)です。

水は上で触れた通り0度で凍るので、あとは液体中のエタノール濃度ごとの凝固点を考えればわかりそうです。

『化学便覧(改訂5版)』および『アルコール専売事業特別会計研究開発調査委託費による「アルコールの冷媒・蓄冷剤への応用技術に関する研究開発」総括報告書』(平成7年度~ 平成11年度)p.42によれば、濃度100%のエタノール水溶液の場合、−114.5度で凝固し、アルコール度数50%程度のラム酒の場合-38.1度で、40%程度のブランデーの場合-30.7度で凝固します。これを踏まえるとアルコール度数が高いものほど凍る温度が低いようです。

つまり、答えとしては「温度と濃度によっては凍る」となってしまいますが、もう少し身近なところに落とし込むと「家庭用冷凍庫(=-18度程度)ではアルコール度数の高いお酒は凍らない」と言うことになります。

 

なぜこんな化学の話をしたかと言うと、暑い時期のケーキの食べ方としてお勧めする「がっつり冷えたケーキ」を説明するためです。

ブランデーケーキやラム酒ケーキを冷凍庫に入れてみると、凍らずに冷え固まります。もちろん、ケーキ中のアルコールの分量による部分もありますが、冷凍庫で冷え固まったケーキは、通常よりは生地が固く締まった、水っぽさのないさっぱりとした口当たりのケーキとなっているのです。

特に、JBファームのブランデーケーキやラム酒ケーキは生地に練り込んだフルーツにもしっかりとお酒を吸わせているので、これらも柔らかい食感を残しています。

温度が低い分、香りの立ち方は弱まってしまいますが、アイスケーキとは違う、冷たいながらも食べやすい食感のケーキになります。

 

6月にしてすでに猛暑日が続く今年の夏、冷やしケーキをお試ししてみてはいかがでしょうか。

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