昨今、特に韓国を中心にカラフルで写真映えするスイーツが豊作ですね。
「美味しさ」の評価には視覚的な「楽しさ」や「華やかさ」が含まれると言うことなのでしょう。
高級料理の代名詞ともいえるフランス料理のフルコースを食べるのは、一畳間のちゃぶ台上ではなく、キャンドルや植物で飾り付けられたテーブルにきれいに磨かれたカトラリーが並べられた、洗練されたレストランですよね。
人は演出も一緒に味わうものなのだと考えさせられます。
さて、JBファームのお菓子はそういった格式あるものとはまたジャンルが異なるものですが、スーパーに並べられる袋菓子や街の駄菓子屋のお菓子とも異なるものです。
どうやって食べるのが「それっぽい」でしょうか?
作り手のイメージから言えば、ヨーロッパの家庭のママンの焼菓子。
庭で採れた果物やマーケットで仕入れた新鮮な素材を使って家族に食べてもらう。
丁寧さと家族への思いを、お菓子に詰めている感覚です。
なので、着色料や見た目重視の盛り付けなどは一切ない、いわゆる「映え」要素の少ないお菓子です。
これを適切に演出するには、やはりヨーロッパの家庭に習うのが良いでしょう。
焼菓子はお気に入りのお皿に食べる分を盛り付け、同じくお気に入りのティーポットとティーカップまたはマグカップにお茶を淹れる。
複数人で食べる時は、焼菓子を取り分けやすい状態で盛り付けて、各人分の取皿を用意する。
…簡単ですね。
少々洗い物が多くなるかもしれませんが、「丁寧な暮らし」の中に高級感や癒しの空気というものは現れるのかもしれません。
ここにプラスするのであれば、お花や植物を飾ったり、サイズの異なるお皿を一枚重ねる、テーブルクロスやランチョンマット、トレーなどを追加すると華やかになります。
平面の要素と高さを出す演出がテーブルやその空間を飾り立ててくれますし、使うお皿、クロス類の色や柄が変わることでガラッと印象が変わります。
もちろん、お客様それぞれがお好きに召し上がるのが一番楽しめる食べ方です。
ちょっとした気分転換や趣、雰囲気を変えたいな、と言うときの一助になればと思います。