おいしいものって魅力的ですよね。
基本的な食事の回数だけで言えば、1日3食。残りの人生のうちにあと何回食事を取れるでしょうか。
こう考えると、「できる限りおいしいものを食べたい!」って思っちゃいますよね。
毎日外食というのも体調的にも金銭的にも疲れてしまうので、今とあまり変わらない状態でより美味しく食べる方法を今回はご紹介いたします。
意識し始めるときっと食が楽しくなりますし、嗜好品たるお菓子選びも変わってくるかもしれません。
ひとつめの方法は、食べているものを考えることです。
これは素材レベルでの話です。
味として今堪能しているものが一体何によるものなのか。例えば、甘味ひとつをとっても上白糖の甘みなのか黒糖の甘みなのか、果物の甘みなのかで風味は異なります。
JBファームでは些細ながらもそういった風味を意識しています。
例えば、「ブランデーケーキ」と「リモーネ・リモーネ」で生地に使っている素材を変えていますが、それはそれぞれ生かしたい風味が異なるからです。
きっと食べる方にとっても「なんとなくさっぱりしているな」とか「香ばしいな」とか、そういった違いが伝わるかと思いますが、そういった違いの要因がどこにあるのかを意識して食べると、知識としてその素材を使っているものを選ぶことができるようになります。
他の方法としては、「食べ合わせ」です。
よくあるのは、ケーキと飲み物の食べ合わせです。ケーキにコーヒーを合わせるのか紅茶を合わせるのか、はたまたお酒を合わせるのか。
一緒に楽しむものによってケーキの味に苦味や風味、甘味が加わったり強調されたりと、変化がおきます。
コーヒーひとつをとっても入れ方や選ぶ豆や温度でまた風味が変わるのですから、これはもはやひとつの研究分野です。
食べる時のコンディションによって漠然と「おいしい何かを食べたい!」ということもあるでしょう。きっとそれまでに経験した味から求めるものが決まってきます。「こういうおいしさがあった!」ということを知っていると、必要になった時に選択できるのではないでしょうか。
少しでも皆さまの食が楽しくなればと思います。