時折、お客さまからいただく質問のひとつに、「『ガレット』ってどういう意味?」というものがあります。
多くの方は、そば粉で作るクレープ状のお食事メニューの「ガレット」が聞き覚えがあるかもしれません。
JBファームでも「ガレット・ナンテ」というクッキーがありますし、未販売ではありますが「ガレット・ブルトンヌ」というクッキーもあります。
またフランスでは新年を祝う際に欠かせない「ガレット・デ・ロワ」というパイもあります。
どれも共通点があるようなないような…。
答えは簡単です。
ガレットとは、フランス語で「円くて平たいもの」を意味しています。
上に挙げたものはすべてフランス発祥の食べ物ですね。
そして、「ガレット・ナンテ」や「ガレット・ブルトンヌ」の「ガレット」の後ろに続いている言葉ですが、こちらはそれぞれ地方名を表しています。
「ガレット・ナンテ」はフランスのブルターニュ地方の町「ナント」で、「ガレット・ブルトンヌ」は同じくフランスのブルターニュ地方で生まれたお菓子です。
包含関係で言えば「ガレット・ナンテ」は「ガレット・ブルトンヌ」に含まれていることになりますね。よく似ているわけです。
ブルターニュ地方は酪農が盛んなため、バターをたっぷりと使用したお菓子が作られました。
地域の特徴を表した郷土菓子は、やはりシンプルながらも美味しさたっぷりです。