JBファームではいくつかのケーキを作っていますが、
お酒を使ったケーキは必ず「アルミ蒸着フィルム」で包んでいます。
この素材は広く、ポテトチップスやアイスクリーム、
スポンジ菓子、冷凍食品の包装などに使用されています。
スーパーのお菓子売り場や冷凍食品売り場を見渡して
金属光沢のあるパッケージはおおよそこちらが使われているもののはずです。
さて、なぜこの「アルミ蒸着フィルム」が多く使われているのでしょうか。
それは、この素材が水分やガスの保持に優れていて
保香性・遮光性を有しているからなのです。
例えば、先に挙げたポテトチップス。
パリパリとした軽い食感で、一枚一枚が一口では入りきらない程度の
大きさのものが封入されていますよね。
この状態を工場から売り場まで保つためには
①袋がつぶれないこと(=ガスを保持できる)
②湿気らないこと(=余計な水分が入らない)
③油分が酸化しないこと(=空気に触れない、光に当たらない)
が求められます。
これを解決するのに用いられるのが「アルミ蒸着フィルム」。
上記の通り、まさしくポテトチップスが求める性能を有した素材なのです。
さて、JBファームのケーキの話に戻しますと
アルコールを使用したケーキは
光の当たり具合や日数、気温など、
環境の影響を受けてアルコール分が飛んでしまいます。
そこで、お酒の香りやしっとり感を長く保つために
アルミ蒸着フィルムを使用しています。
実験的に、製造から半年、1年経過したものを開封してみても
驚くほどにしっとりとした状態でお酒の香りが残っているのです。
密閉することがこの状態を保つのに大切ですので、
しっとり感やアルコールの香りを長く楽しみたい方は
開封後もなるべくしっかりとアルミ蒸着フィルムで包んでください。
逆に、お酒が強く感じられる方は、アルミ蒸着フィルムを外し、
ラップなどで包んで冷蔵庫の中などで
1、2日置いてあげるとかなり軽減します。
どうぞ、お好みのお味を求めてお試しください。