JBファームのおいしいお菓子の食べ方。奥が深いお砂糖2

JBファームのおいしいお菓子の食べ方。奥が深いお砂糖2

ジャムを作る時に、

果物とお砂糖を混ぜてしばらく時間を置きます。

すると、果物のなかの水分が出てきて、

お砂糖と結合し、加熱するととろみのあるジャムが出来上がります。

普通にやっていることなのですが、

これはお砂糖のもつ保水性が大いに働いてくれているのですね。

食品の中には、自由に動き回っている自由水があります。

これは腐敗菌に利用されやすくて腐敗します。

その自由水、お砂糖の成分であるショ糖に出会うと、

ショ糖が溶け込んで結合水になります。

ショ糖はとても水に溶けやすい性質があるので

がっちりと結合してしまうのですね。

一般的に、お砂糖がたくさん入ったジャムは腐敗しにくいです。

逆に、お砂糖控えめに作ったジャムなどは

自由水が多く含まれているので腐敗しやすくなります。

還元水あめなどを使えば、

糖度は高くても甘さ控えめにすることは可能ですが

通常、還元水あめは小売りなどはしていないので、

甘さ控えめなジャムは取り扱いに注意が必要です。

 

 

 

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