時々、酸味のあるケーキを食べたくなることがあります。
ブランデーケーキやラム酒のフルーツケーキも美味しいのですが、レモンの効いたさっぱりしたケーキを作ってみたくなりました。
国産のバターをふんだんに使っているので、レモンを取り入れただけでも美味しくできたのですが、せっかくだから極上のレモンケーキにしたい。そう思ってアーモンドプードルも一緒に焼き込んでみました。
バターの香りとアーモンドの香ばしさ、コク、そして小麦本来の味。
「甘酸っぱいケーキ」で終わらないように、ほんのり苦味を感じるウォッカを取り入れてみることで、リモーネ・リモーネが出来上がりました。
ウォッカの発想の原点はイタリアのお酒「リモンチェッロ」。
暑い気候の中でもさっぱりと親しまれるリモンチェッロは、このケーキのイメージにぴったりだと思ったのです。
ですが、国内ではなかなか入手できません。イタリアでは各家庭で作るお酒のようです。
そこで、国産のレモンとウオッカを使って自家製リモンチェッロを作ってしまいました。このケーキが、イタリアの太陽を連れてきてくれたら嬉しいです。
将来的にはレモンも農園で収穫できるよう栽培しています。
イタリアの暑さの中でも食べたくなるくらい、ギュッとした酸味と後味をすっきりさせるほんのりとした苦味。夏場でも食べやすいしっとり食感に仕上げた、JBファーム渾身の一品であります。
どうか、今日もみなさまにおいしいケーキが届いていますように。